水ロケットは、ペットボトルという身近な材料を使って子どもたちが楽しみながら最先端の科学技術であるロケットの原理を学んだり、より良く飛ばすために多くの工夫ができ、また、地球環境についても考えるきっかけを提供することができる学習教材です。日本宇宙少年団においても、宇宙教育を実践するにあたって最も有効な教材の一つとして、水ロケットを活動に取り入れています。また、水ロケットは、小学校理科の教科書にも取り上げられています。
子どもの理科離れや科学離れが指摘されている昨今、日本水ロケットコンテスト2009は、愛・地球博の理念を継承し、科学の楽しさや不思議さに触れ、科学への関心や冒険心、探究心、モノづくりの心(匠の心)を喚起し、またチームでの活動による協調性を育み、宇宙を通して地球的課題の解決に貢献できる青少年を育成します。
本コンテストは、日本各地にある日本宇宙少年団を中心に、全国10地区14会場で地区大会を開催し、それぞれ地区毎に代表チームを選出します。そして選出された代表チームは、愛・地球博記念公園(愛知県長久手町)で開催される全国大会において、その技術を競い合います。
また、全国大会当日は、宇宙飛行士などの講演会、日本のロケット・衛星の模型や宇宙服の展示、アイデア水ロケットの打上げ。さらには、会場に集まった一般の子ども達を対象に、水ロケット製作と打上げ体験教室を実施する予定です。